当ブログ管理人のKでございます。
前記事、第五話では、今、僕の行っているFX手法のざっくりとお話をしました。

早い段階で、教科書的なテクニカル分析だけでは勝てないと感じ、ファンダメンタルを折衷して、スイングトレード以上の、中長期FXトレードを行っているとの話をしましたが、これも実にふわっと模糊とした説明でありまして。

なぜなら、ファンダメンタルじたいが、チャートにいち早く織り込まれているからなんですね。

すでに、ある程度、織り込まれているのに、さらに折衷するとは、これいかに?

たとえば、イギリスのEU離脱(通称・ブレグジット)や、トランプと、ヒラリーが戦ったアメリカ大統領選挙、2つの大きなファンダメンタルがありました。。

大手新聞社を含め、報道では、イギリスはEU残留の可能性が強いとされていましたし、アメリカ大統領選では、ヒラリーが有利とされていました。
マスコミは、見事に2つとも、大はずししたわけですが、これは、単純に人々の意識を読み切れていなかったということでもあると思うのですよ。

人々が、国民がどう思っているか、感じているかを、わからなかったということなんですね。

かわさき

トランプ勝利の時、ある報道関係者は、(品がなく、人種差別的な)トランプ支持を他人に話すのが恥ずかしく、支持表明をしない人も多かったのでは、と言ってましたね。
その、他人に言いづらい候補だった要素も、織り込んだうえで予想すべきで、まぁ、言い訳だよね

ちば

簡単に言えばKY。報道が空気を読めてない、明後日の方向を見てることは、ままあるよ


僕のやり方は、自分の感覚でいくらか修正をほどこし、色付けをした、様々なファンダメンタルを、テクニカルと折衷していくということなんです。

大統領選前、アメリカに詳しい知り合いは、「たぶん、トランプ勝つよ」と言っていました。

ちば

報道をうのみにせず、ある程度フィルターをかけて織り込むわけね



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すべての営みが、ファンダメンタルである

為替相場のファンダメンタルズにおいて、もっとも注目されるイベントは、毎月第一金曜日に発表されるアメリカの雇用統計でしょうか。

その他、各国の政策金利 経済成長率 物価指数など、ファンダメンタルズは、基礎的条件、つまり経済をはかる基礎的環境などの意味を持つ言葉でありますが、インパクトの差こそあれ、世の中で起こるすべては、どこかしら国の趨勢に関係しているとも言えます。

たとえば若者が心酔するスーパーカリスマシンガーが突如現れてですね、若者の思潮や意識に大きな変化が生まれ、都会を離れ、田舎で生活する若者が大きく増えて、慢性的に人手不足の一次産業への求人が増えるとか。


かわさき

ある種のバルビソン派。田舎回帰。なくはないぞ

かように 天事、人事、すべては、大なり小なりその国づくりや、経済活動に影響しています。
特に国民広くの意識の変化をつかむことは為替をやるうえで、とても大事ですよね。

かわさき

いわゆる リスクオン リスクオフやな。それで為替のの動きも結構変わる。
オリンピックで日本人が未曾有の大活躍をして、日本人の経済活動がえらく前向きになっても不思議じゃない

ちば

その国の今、流れる空気をつかむ嗅覚のようなものは、個人のセンスのほうが、あてになる



地震 軍事 ユーロ再編 アメリカ大統領選 をFX的視線で見る

経済や為替に大きなインパクトを与えた過去の大きな出来事。
どれほど、レートに変化をもたらしたか見ていきましょう。

  • 東日本大震災
  • 熊本地震
  • 北朝鮮ミサイル
  • イギリスの国民投票 ブレクジット
  • ドナルドトランプ 大統領選、勝利
  • スイスフランショック

全部で6つ! いってみましょう

東日本大震災と為替レート

福島県

東日本大震災が起きたのは、2011年3月のこと。

一円100円前後だったものが、ずるずると押し下がり、76.25銭まで円高に振れました。

100円  ⇒ 76.25銭

震災にあって、国や経済に大打撃なのに、なぜ?
と思いますよね。

一部では、被災された方への支払いがかさむ為、保険会社が、外国に保有する資産を売り払い、その得た外貨で(被災者への支払いにあてるお金をつくるため / 日本に還流するため)円買いをしたとの話もあるそうですが、これはまったくの見当違いとのこと。

じつは、この大震災時の円高現象は、阪神淡路大震災のときにも、起こりました。
保険金の支払いは数千億の規模を超えることはなく、もし、保険業界がこぞって、以上のような外貨資産の売却に走り、円買いをしたところで、短期的に、ドル円を10円も動かす力もないとのこと。

ましてや、保険会社の資産は海外資産だけに、集中はしておらず、国内資産にも振り分けていますから、ますます、保険会社の海外資産売却による、円高はあり得ない話だそうです。
ただ現実的には、急激な円高になりました。

上のような、(根拠の薄い)うわさが流れていることに乗じて、投機筋などが、大量に円買いを行い、為替相場を乱した(操作した)というのが、主因らしいです。
それも、日本の個人投資家が寝ているだろう、早朝を狙い、大量の円買いをしたそうです。

かわさき

大量ってさ。ヘッジファンドも、多少は横のつながりあるのかな?


その結果、来るとは思わないレートの、(日本人投資家の)ドル買いの逆指値が打ち破られ、そこから売りが売りを呼ぶ、円急騰につながったとのこと。
ファンド仕掛けのドライなマネーゲーム的側面があったことになります。

熊本地震と為替レート

熊本城

2016年4月14日、九州の熊本を震源とする強い地震が起きました。
熊本地震は東日本大震災ほどの、広域の被害は出ませんでしたが、局所的に大きな被害が出た直下型地震です。

地震が起きた時、ドル円109円くらい。
その後、2週間で106円半ばまで円高に振れています。

109円 ⇒ 106円半ば

かわさき

このときも円高なんだよなぁ



北朝鮮ミサイルと為替レート

北朝鮮ミサイル
2017年8月29日に、北朝鮮の弾道ミサイルは日本上空を通過し、Jアラートが発動。
ミサイルは、北海道上空を通りすぎ、太平洋に落下。

1ドル=109円20銭~30銭が1ドル=108円33銭と約一時間で、1円ほど円高へ。

109円20銭~30銭 ⇒ 108円33銭

有事の円買いが、常態化しているとはいえ、その有事が日本そのものに降りかかっているのに、これもいささか不可思議な円高ですよね。

ただし、このミサイル実験では、じっさい日本に何らかの損害を、もたらすことはないだろうとの、投資家たちの冷静な判断もあるようです。まぁ、上を飛んでいくだけですからね。
そして、有事には、(東日本大震災の章でも説明した、対外資産売却と、国内への資金還流・いわゆるリパトリエーション)対外資産を持つ企業などの資金還流が、一定額、起きやすくなること。
その実効性の薄いレパトリ(日本円還流)の世間の印象に乗って、投資家たちが円買いする図式もあるのでしょう。
加えて、円キャリートレードの解消による、巻き戻し的な円高の影響もあるとのこと。

かわさき

今や、北のミサイルも、恵方巻きのようになってしまった。もぐもぐ
イベントだよ、もはや。慣れは怖い

円キャリートレード

超低金利の円を調達(借りて)して、金利の高い他国の通貨に替え、その国の株や債券などに投資すること。

円で外国通貨を買うので、基本的には円安要因となります。

ただし有事にはリスクオフの意識から、その株や債券を売り、円に差し戻す動きが(円高要因)起きます。


イギリスの国民投票   ブレクジット!  ポンド / 円はどうなった?

ビックベン
2016年6月24日に行われた国民投票の結果、イギリスのEU離脱が事実上決定しました。

ポンド円は、160円が133円と、1時間で27円(2700pips)も、円高に振れました。

160円 ⇒ 133円  ポンド大暴落。

ちなみに、ドル円は106円から99円へ。

日本のニュースでは、イギリスが残留するとの報道が強かったですから、驚きの結果となりました。
離脱派が 51.9%  残留派が 48.1%とせってはいますが、負けは負け。

一万通貨、2万通貨のポジションならましですが、何十万通貨も買ってたなら、やばい下げ幅ですよね。

かわさき

身の丈に合ったポジションを持つことの大切さを思い知らされます



ドナルドトランプ 大統領選、勝利で、円高?円安?

トランプと為替
日本人からすると、ちょい悪オヤジを超えた、おお悪親父が、一国の長になるなど、考えづらいわけですが、ヒラリーを撃破して勝利。

かわさき

あんな柄の悪い親父が、大統領とか、もうアメコミの世界だよ


ちば

それだけ、ヒラリーも人気がなかったんだろうな


105円が 101円まで下落
ただし、この後、トランプの経済振興策が、好意的に受け止められ、徐々に円安へなっていきました。

FXやるにあたって スイスフランショック は覚えときたい

スイス
スイスは日本と同じで、安全通貨として、その実力以上に、買われがち。

スイスは日本と同じ貿易立国でもありますし、不当なフラン高は望ましくなく、そこでスイス国立銀行(中央銀行)は、対ユーロ(EUR/CHF)で 1ユーロ=1.20スイスフラン 以上にスイスフラン高になると、無制限の為替介入をして、完全阻止することを明言し、それを実行してきました。

ただし、2015年1月15日、突如、何の前触れもなく、その為替介入をやめると宣言。

するとフランは猛烈に、値を上げ始め、前日比30%高の1ユーロ=0.92フランへ。一時は、0.85まで上昇。

スイスフラン / 円 では
115円 ⇒ 162円
までフランが上昇。

スイスは人口800万ほどの小国ですが、同じ、通貨高に悩む日本のような大国であっても、世界の潮流に逆らう無理な為替介入は、遅かれ早かれ、資金切れとなり、手仕舞いとなるわけですな。
教訓、教訓。

かわさき

このスイスフランショックで、恐ろしいのはストップ注文が発動せず、思い切り値の開いたレートまで、だだずべりしたこと


ちば

マイナー通貨は特に、想定外が起きると、3~4割くらいは、レートが変動することも、あると覚悟していおいた方がいいね


かわさき

まぁ、為替介入はいつまでも続けられるものではないから、想定外とも言えないわけなんだが



ストップ注文はもともと、その取引の性質上、スリッページ(すべり)を起こすことがあります。

加えて、スイスフランがマイナー通貨で、もともと流動性が低い(多くの人が参加せず、取引量も低い)だったことや、急激なフラン高騰で、相対取引のFXでは、そもそも約定が成立しなかったこと、つまり大きな注文の空白エリアができていたのが、スイスフランショックの大すべりの理由としてあるようです。

自分だけの優位性をどこに見出すか!

地震や、洪水など天災に関しては、いつどこで起こるかまでは、神のみぞ知る世界。

ただし、戦争や選挙、金融政策など、人が引き起こす事象に関しては、多少は個人の推量の入り込む余地もありそうです。

前述したように、ブレクジットや、アメリカ大統領選挙などは、天下のメディア報道が思い切りはずれていますしね。

ところで、建設機器を製造販売する、コマツのKOMTRAX(コムトラックス)といシステムをご存知でしょうか?

コマツの販売する建設機器には、GPS通信システム標準装備されております。
GPSで位置情報が把握できるので、販売した建設機器(ブルドーザー・油圧ショベルなど)の稼働状況を、コマツは完全に把握しているんですね。

かわさき

ブルドーザーなどの位置情報に変化があれば、すなわち稼働しているということなわけか


ちば

だるまさんが、転んだ



コマツ・油圧ショベルカー

KOMTRAX(コムトラックス)について

今、エンジンがかかっているかどうか、燃料がどれだけ残っているかなど、販売した車両のすべてをコマツは、把握しているとのこと。

もともとこのシステムを実装したのは、建設機器の盗難が相次いだため、まずGPS機能をつけようと、始まった話らしいです。

中国の経済指標は、共産党のメンツ重視のお手盛りの数値が多いわけですが、中国本土の、コマツの建設機器の稼働状況によって、実際の景況感が、手に取るように把握できます。

100%に近い稼働率があるならば、かなりの建設ラッシュで、中国の景気は間違いなく盛り上がっていますよね。

コマツのような大規模なシステムを持たずとも、外国への出張や取引が多い方であれば、その国の生の景況感をつかむことはできます。

 

高級飲食店がはやっている。

タクシーがなかなか拾えない。

人々の表情やまなざし。

オートバイで世界中を見て回った、投資家ジム・ロジャーズのように、肌で感じる、経済&為替。

アルゴリズム取引がはびこる現代だからこそ、機械だけでは読み取れぬ、ファンダメンタルの本質を、己の嗅覚や方法でかぎとる。

それは、一見、不確かな方法ではありますが、一般投資家に許された数少ないアドバンテージのような気がします。

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